(空は秋模様) |
9月3日 林谷 晴れ |
先日、デジタル一眼レフカメラを買いました。ペンタックス*istDL2ってヤツ。今までのコンパクトデジカメでは、やはりどうしても無理な状況がありましてね。それに、最近デジイチに変えた局長さんの写真を見てて、「ウ〜ン・・・」とうなってしまう事が多くなった。ようするに、”けなるく”なった訳ですよ。 本日は、そのペン太DL2の渓流デビューです。ところが・・・。 困った:その1 私はフライベストが苦手で、いつもフライ用のウエストバックを使用してるんですが、コンデジの場合は、そのバックの中に、フライボックス2個と三脚・コンデジ・カッパまで詰められました。 しかしデジイチの場合は、いかにも大きく、さらにイビツな突起の形状をしておるので、そのウエストバックに三脚とデジイチを入れたら、もうほとんど他の物が入らない。しかし釣りに行く訳だから、フライボックスは入れたいけど、やっぱり入らない。 仕方ないんで、10×7×2cmくらいのケースに、ドライフライ20個とウェットフライ5個詰め込んで釣る事にしました。この大きさの毛ばりケースが、やっとこさ入ります。 まあ、実釣上は問題ないにしても、これではフライマンというより、テンカラのスタイルに近い。 困った:その2 さてそんな仕度で釣り始めて、時折カメラ出してパチパチやってきました。そして自宅へ帰ってきて、画像をパソコンへ落として一枚一枚確認して、しょーもない写真を削除していきますわな。そうすると、もう1枚も写真が残らない。 そう。ようするに、デジイチで撮ろうが、コンデジで撮ろうが、ダメな写真はダメなんです。デジイチだからって良い写真が撮れる訳ではない。上手い人はコンデジで撮っても、やっぱり上手いのです。 そこんところ〜を、ちょっと勘違いしておりました。今後さらに、修行を積まなければなりません。 さてさて林谷ですが、もうヒカヒカに渇水。これだけ雨が降らないのに、水が流れてるのが不思議なくらいです。もちろん、いつもながらに静かな林谷。時折仔アマゴが絡む中、ようやく20cmを1匹釣る。(写真は撮ったけどヘタクソなんで割愛。コンデジの時より更にヘタだった。ちょっと落ち込む) この状態では、一雨降らないと釣れませんね。 でも、このままの渇水の状態で禁漁を迎えれば、この林谷の復活も、ほんの少しは早まるんではないかと、ひそかに思う私でありました。 |
(六厩川の無名の滝) |
9月9日 六厩川 曇り |
本日は庄川の最終日。行く道々の御手洗川・庄川・三谷川などは、釣り人が多かった。また、私が行った六厩の、しかも一番不人気な所でも、何組かの釣り人がおりました。 さすがに最終日です。こうやって皆さん、庄川水系にしばしのお別れをしてるんでしょう。 この日私の釣った区間は、岩盤帯のナメナメの区間。川は浅くポイントも少ない。ただし今日は、やや増水してるから、もしかしたら釣れるかも知れん・・・、とは、淡い期待に終わった。 でも本当の目的は、上の滝の写真と、六厩アマゴの写真をペン太DL2に納める事だったから、とりあえずは目標達成です。 しかし・・・・。 困った:その1 上の滝は、落差こそ5〜6mのものの、横幅は20mほどある。下流から釣り上ってきて、この滝を発見すると、結構感動します。私としては、六厩では一番綺麗な滝だと思ってる。ところがこうやって写真にするとね〜、う〜ん、違うな〜。これじゃあ、コンデジで撮った時とたいして変わらんし・・・。 困った:その2 さて、右の写真の六厩アマゴですが、このアマゴは側線に沿って散らばる朱点が特徴。六厩で釣れるアマゴが全部こんなアマゴかというとそんな事は無く、私の感覚では、約2割程度。 隣の森茂川では、その頻度はもっと高かったと思うけれど、いまはそこへは行けなくて、確認できないのが残念です。 ところで、何が困ったかと言うと、まず、そのアマゴの写真をよく見て下さい。特に顔のあたり。・・・、ちょっとボケてます。本来のピントは腹ビレの所にあって(写真はトリミングしてますが、元の写真の中心が腹ビレにあたる)顔の部分がボケてる。デジイチの被写界深度は、ずいぶん浅いようです。くれぐれも気をつけなければなりません。 えー、デジタル1眼レフのペン太DL2を入手して、今回が2回目の釣行となりましたが、このカメラはどうにも手ごわい。今までコンデジのお気楽な機能に甘んじてた部分もあるし、デジイチの機能を甘く見てたところもある。 今後はちょっと、真剣に写真を撮らねばなりません。 翌10日は、雨のため釣りはお休み。しかしペン太DL2を持って九頭竜へ行く。が、傘さして長靴はいて草むらに入って行くと、ズボンがすぐにビショビショになる。30分で挫けました。 でも、雨の日の渓流は、しっとりとして良い雰囲気です。 |
(牛道川にて) |
9月16日 牛道川 雨 |
本日は、私としては珍しく所要があって、ヒマになったのが3時過ぎ。 この週末は台風が来るみたいで、川に行けるのは今日しかなさそう。だから、そそくさと牛道に行く。 天気は小雨。水はやや増水しててかすかな濁り。ミミズ流したら釣れそ〜。 早々にウェーダーは履いたけれど、竿は持たずにカメラに三脚つけて、傘さして川に降りる。谷はしっとりと濡れててフォトジェニック。でも、中々写真になりそうな場面は少ないですね。そこそこ釣り上がって、いやいや、撮り上がって、ようやく上の風景。 この牛道川上流は、源流の山々がしっかりしてるので水量も安定してるし、おおよその上空を木々が被ってくれてるので、谷の周りの木やら岩やらを、びっしりとコケで被ってくれてます。真夏にここへ来ると、いつも心地よく釣り上れます(魚は釣れんが・・)。 写真は、その中の一枚。静かな瀬音を感じてもらえたなら幸いです。 さて、明日は竿持って川に立てるかな〜? でも、やっぱりムリかな〜〜。(ヒマなんだけど・・・) |
(国道下の27cm♂) |
9月23日 林谷 晴れ |
この日は10時半に川へ着きましたが、私以外の釣り人は皆無。この川1本、まるごと自分に貸切状態かと思うと、とっても贅沢な気がします(とは言え、私の釣れる区間は、チョコッとでしかないが)。 まずいつもの所へ車を止めて、そこから少し下って川へ降りる。大岩へ腰掛けて缶ビールを開け、仕掛けを作りながらグビグビやる。下流にある例の淵を見ると3匹のアマゴが浮いてる。底にへばりついてる2匹は、イワナか。でも、あんまり大きくはないな。今日も釣れんのかな〜。 そしてしずしずと釣り開始。最初の淵でピチャンときて、しばらく釣り上がったとこでもピチャンときて、そしてここぞって言うとこでもピチャンときた。今年の林谷は、仔アマゴが多いです。この仔アマゴ達は、川全体に広がっているから放流物とも思えません。この谷の性格上、放流地点は限られてるし、その仔アマゴ達が自由に行き来できるほど、林谷はヤワな谷ではありません。だから多分、自然産卵のアマゴ。そう考えると、この仔アマゴ達が、2年後か3年後には、この林谷を復活させてくれるのではないかと、ひそかに期待しておる次第です。 その後22cmを1匹釣って前半終了。ここがちょうど車を止めた地点なんで、便利です。おにぎりをほおばりながら、ビール飲んで、岩の上でゴロンと横になって、そして麦わら帽子を顔にかぶせて、しばしまどろむ。私ゃ、このために林谷へくるようなもんです。 1時間後、釣り再開。そして1時間ばかり釣り上がったところで、そこそこのサイズをバラす。針先を確認しようと爪に押し当ててみるとツルツル滑る。これじゃあフッキングしませんね。気を取り直してフライを交換。そしてまたしばらく釣り上がったところで良型が出た。が、やっぱりバレた。おもわず「あっ〜!」と声がでた。たぶん25cmくらいのアマゴ。くやしー!!。針先を確認すると、やっぱりツルツルと滑る。これじゃあフッキングしませんね・・・・・。(帰ってから、早速これらの針先を研いだ) その後はやはり、静かな林谷に戻ってしまいました。 林谷を終了したのが3時すぎで、まだまだ時間も体力もあったから、国道下(九頭竜本流)へ入ってみた。ここは午前中に通った時も4〜5台の車があったし、私が入った時も3台の釣り人らしき車を確認してた。 だからまあ、釣りはどうでもよくって、本当は川をバックにススキの写真が撮りたかったの。でも、あまり良い写真は撮れなくって、かわりに27cmアマゴが撮れた。 これで、心置きなく禁漁日を迎えられます。 |
(渓流釣りは、本日で終了〜) |
9月30日 林谷 晴れ |
今シーズンも禁漁となってしまいました。私は毎週のように川へ通っておりましたが、本日が今期の最終日。やや淋しくもあり、終わった〜!なんて感慨もあります。 そんな最終日は、やはり林谷。同行者は師匠です。 さて、林谷へ到着したのは11時くらい。平水で風もなく、心地よいです。魚はちっとも出なくって、朝一で入ったらしい足跡もある。そんな中、師匠は25cmイワナを釣った。さすがだね〜。 昼食はやっぱりけーちゃん。なんたらかんたらと話しながら、失敗続きの奥美濃自麦酒を飲む。とりあえず、美味しいと言っておく。 そして、ふと川の水溜りを見ると、魚の腹ワタが散らばってる。数を数えると、1・2・3・4・・・・・・11・12・13・・・・。う〜ん数え切れん。私、ちょっとショック。それはやや古かったから、先週ここに止まってたジムニーの釣り人が釣ったのかも知れん。私にとっては釣れない林谷ではあっても、釣る人は釣るらしい。が、師匠でもほとんど釣れないのだから、相当に上手い人でないと釣れないのは確かです。 後半の釣りも、やっぱり静かな林谷。師匠は数匹の水槽アマゴを確保。私ゃボーズに終わる。おまけに、出渓予定地点の100m手前でコケて、竿をしこたま岩に打ち付けて穂先を折る。師匠は「竿がおまえの腕の身代わりになって折れてくれたんや」と慰めてくれたが、私は「竿がカメラの水没を救ってくれた」と思った。これでオフシーズンの仕事が出来ました。 納竿は4時。 最後の最後になって竿は折ったものの、今期もとりあえず、無事終了。まずは、めでたしめでたし。 さてさて、今シーズンも、私のHPにお付き合い下さいましてありがとうございました。 毎回の貧果でアレなんですが、これがまあ、私の実力。「いつも釣りに行っとるのに、ちっとも釣れん掛軸はカワイソ〜」と同情される方もありましょうが、「うん、そうそう。私も掛軸くらい釣れんゾ。やっぱりフライは難しいのだ」と共感された方がおられましたなら、私としては本望です。また、「フンッ、掛軸は今日もボーズか。ヘタクソやな〜」とアキれてしまった方、釣り方教えてください。 まあ、釣りは「楽しけりゃあ、よろしい」と、逃げ口上を言っときましょう。 今後のこのHPの更新は、月2回くらいにペースダウン。その内容は、たぶん自転車であったり、写真だったりすると思う。でも水周り(水道関係ではなくって、渓流関係ってこと)の出来事が中心です。 また、今日折った竿も作らねばならないし、ついでに、柔らか目の7’00”#3あたりも作るか・・。あとランディングネットも・・・。その辺のご報告もするかもしれません。 今後も私のHP、どうぞご贔屓下さいマセ。 |